現地で出会った嬢と帰国後も連絡を取り合っている方々も多くおられると思うが、中には『クリスマス』だの『誕生日』だのと言っては何かおねだりしてくる場合もあろうかと思う。もちろん潤沢な軍資金がある貴兄は銀行送金やウェスタン・ユニオンを経由して現金を送ったりされる方もおられると思うが、ちょっとまとまった金額でないと手数料損になったりするし、そこまでその嬢に入れ込む程の相手じゃない場合等もあると思う。もちろん郵送で何かを送るのも手間もヒマもかかる。そんな時に超低額から気軽に相手にプレゼントすることが出来る仕組みを見つけたので紹介したいと思う。

 現地の嬢に手軽にプレゼントを送る件

きっかけ

1年程前にあるバーで知り合った嬢がいる。嬢は子持ちだが控えめで、積極的に営業するタイプでも無く、おおよそバーで働くタイプでも無い感じに思えたのだが、妙に雰囲気が気に入って夜のお相手をしてもらったのが最初。連日のお相手をしてもらったわけでもなく、連絡先としてFacebookのアカウントを教え合っただけで、その日限りの相手だった。数ヶ月後その嬢は仕事が合わなかったのか、地元サマールに戻ったとメッセンジャーで連絡。こりゃあもう二度と会える事は無いだろうな、と思っていたのだが、嬢はたまぁにメッセージを送ってくる。会えるはずのない私にポロン、ポロンとたまにメッセージだけを送ってくる健気な対応。

そんな折、ちょっと長めのメッセージが届く。
“新しい仕事に就きたいのだが、バターン州に行く為のおカネが無い、 The problem ”

と。あー、おねだりだなー。でも二度と会えるハズのない相手なんだし、いくらなんでもこれで送金しても、なんのメリットもないなー、これは放置パターンにして、連絡が途絶えたら、それはそれでもういいか、いくらでも相手はいるんだし、なんて偉そうに思いつつ話をスルーした。
でも次の日には”ごめんなさい、あなたには関係の無い話だったわね”とメッセージ。その後もメッセージは完全に止まるわけでもなく、週1、半月1くらい、忘れた頃にポロンポロンと届き、その度短い単語でのやり取りを続けた。

そしてまた数ヶ月後、こんどは”おばさんが亡くなった。なんとか交通費をお願いできないか”とのメッセージ。うーん、またおねだりかー。でもいったい幾らなんだ？聞いてみると”いくらでもいいの”と。実際はどうかわからないが、おカネに困っているのは確かなんだというのは伝わってきた。もう半年以上忘れずにおねだり相手としてだろうがメッセージを送ってくれてるし、こちらとしては英語のメッセージをやり取りするので、多少なりとも英語のレッスンになってると思うので、交通費だのなんだのは無理でもチップ程度ならあげてもいいなー位には思えてきた。でもチップ程度の金額でウェスタン・ユニオンや銀行送金サービスを使ってしまうと手数料だけでも結構かかる。そんなやり取りがあった中、ある先人の方のブログを閲覧していて知ったのが『パラサヨローディング』だった。

仕組み

私はフィリピンの携帯事情（と仕組み）には疎いので判っていなかったのだが、フィリピンでは毎月の使用料金がいくら、とか○○放題でいくら、という支払い方法ではなく、○○ペソ分の料金をプリペイドカード等で購入し、それをロード（日本語風に言うとチャージ？かな？）することによってその携帯が○○ペソ分使用出来る、という方法だそうだ。ロードは携帯電話番号に紐付けられ、上手く操作すると他人にもそのロードを譲渡したり出来るらしい（聞きかじりの話なので間違いかも）

ともかくそんな仕組みを上手く利用して、日本にいる私がロードを購入し、それを好きな相手（電話番号）に送ることが出来るというのが仕組みらしい。

早速アカウント登録＆ロード購入

ともあれサイトに接続してみた。
※皆さんはググ様等で『パラサヨローディング』と尋ねるとおそらくヒットすると思うので各自トライしてみてください。
手順としては

1. アカウント登録
2. ロードを購入
3. 相手の電話番号と送りたいロード金額を指定して送信

という塩梅だ。細かい操作方法は該当ページに使い方が記述されているのでそちらを参考に願う。

なにしろロードの購入金額が500PHPからというのがありがたい。レートから考えると500PHP分のロード購入金額が1460円（2017年12月時）なので、純粋な金額レートとしてはカナリ高いんだが、なにしろ『手軽に』『いますぐ』『比較的少額』という考え方からすると悪い選択肢では無いかと思う。もちろん購入するロード金額が大きくなればそれなりに単価が安くなる様だ。

使用感

ともあれロードを購入した後、嬢の電話番号をメッセージにて聞き出す。その番号からアタマのゼロを取った数字を送信先に指定し、送信金額を選ぶ。一番最初なので全くうまくいくかどうか判らないのでセコく『50PHP』を指定。付け加えてtextもある程度送れる様なので自分の名前＆簡単なメッセージを付けて送信すると、ものの数十秒で送信が完了した。送信確認後、ほどなくして嬢からメッセンジャーにて連絡が入る。『ありがとー！ロードを送ってくれたのね！』と。どうやらロードを『送る』『貰う』という仕組みは理解出来る様なので、送ってあげた値打ちがあったようだ。

まとめ

チップの額や値段の高い安いというのは人それぞれなので一概には言えないのだが、私はこの仕組みは私に丁度あう金額ゾーンだったのが大きいのだが、それ以上にふと思いついた時に、実用的なものを、日本とフィリピンのサマールという物理的距離だけでなく、実際に行くのにも大変なところへ、少額だが気持ち分を送ってあげることが出来るというという仕組みはピッタリだった。現地にちょっと気になる嬢がおられる貴兄はプレゼントを送る選択肢の1つとしては如何だろうか。

追記

とはいえ、最終的にはビットコイン等がもっと認知＆普及されればこんな事は関係無くなるのだが（汗笑

※但し今回の件は特にアフィリ目的でも無く、該当サイトの信頼性を担保しているわけでも無く、あくまでも体験談としての報告だということをお断りし、物語として一読いただくようお願いします。上手く送信できなかったや、ロードを買えなかった等、不利益があったとしても当方では対応出来ないので予め了承ねがいますm(_ _)m