タコ店長のアジア夜旅報告書

アジアを中心とした大人の夜旅と、ガジェットいじりの報告。たまに料理の事など・・・

フィリピンのSIMの仕組みがやっとほんのりわかってきた件

calendar

2018年梅雨時期にアンヘレスへ訪問した際に実際に現場で操作してみてようやくフィリピンのSIMの仕組みがやっとほんのりわかってきた件を紹介しようと思う。

フィリピンのSIMの仕組みがやっとほんのりわかってきた件

スポンサーリンク

初回

それまでの訪比ではSIMフリースマホを持っていなかった関係で、日本よりグローバルWiFiさんが提供しているレンタルWi-Fiを使用していたのだが、その後香港にてSIMフリーのiPhoneを手に入れたりしたので、現地のSIMを使う事が出来るようになった。で、それを使って初めてフィリピンのSIMを購入、設定したのが2017年秋のこと。その時に支払った料金がSIM代金、インターネット通信制限なし、通話がいくらかで合計600PHP。その時は頭の中の比較が『レンタルWi-Fi代金』であったり、何度か利用している『タイのSIM料金』であったりで、それと比較してまぁ同じ位か、ちょっと高い安い位かな、まぁすべてセットアップしてくれるし、通信手段が無いとなるとカナリ厳しいし、ということで、まぁ納得して支払い、利用した。でもちょっと心の中に『にしても、生活水準からするとちぃっと高いよなぁ・・・?』という疑問符が残る利用だった。このとき利用したのがSMART。

2回目

次の訪比は2018年初頭。このときはイミグレでコッテリならんだ為、送迎のクルマがだいぶ待っているという電話が何度かかかってきていた。そのせいもあり、ちょっと焦り気味にSIMの申し込みを行う。キッチリ話を聞かなかった自分の英語力の拙さと焦りと不勉強が重なって支払った費用が800PHP。なんかこれは流石に高い気がする、でも言い返す情報量と英語力が無い。腑に落ちないまま、とりあえずは回線確保が出来たので飲み込むことにした。このとき利用したのはGROBE。

で、ちょっと勉強してみた。

2回目の訪比から帰って・・・なんかちょっと腑に落ちない気持ちが続く。結果論としてお金で解決出来ているんだが、無駄にお金を払うのはバカバカしい。ちょっと空港スタッフ任せにするんじゃなく、自分で納得して支払おう、と思いたち、ググ様に聞いてみることにした。

フィリピンSIMの基本のキ

※今回の場合はSMARTを例にする。以降はの説明はSMARTの方法になる。
フィリピンのSIM事情は日本とは異なる様だ。順に説明すると、まずキャリアのプリペイド用SIMを手に入れるところから始める。もちろん空港でも手に入るし、ショッピングモールやサリサリストア(地元の雑貨屋?というかコンビニの元祖みたいなの)でも買うことができる(らしい)。これを自分のスマホへ差し込むだけ。値段は40ペソとかそれくらい。実に簡単だ。※但し一部のスマホは少し細かい設定をしなければならないようだ(APN設定など)。これに関しては本題とズレ過ぎるので割愛。
ただ、これで通信通話ができるかといえば、まだこれは第1段階。このSIMの番号に対して利用料金をロード(日本語でわかりやすくいうならチャージかな)をする。

ロード(チャージ)方法

第二段回はSIMに利用料金をロードする行程になる。
SIMを手に入れたならば、同時にプリペイドロードカードを手に入れる事も簡単だと思う。たいていSIMを売っている店にはロードカードが同時に売ってあり、それを購入する。※もちろん自分の購入したSIMのキャリアと購入するロードカードのキャリアは同じにすることを間違えないように。だいたい100ペソから500ペソ単位で売っている。カードの裏面はスクラッチ状になっており、それをコインなどで削ると数字の羅列(PIN)が書かれているので、その番号を使ってキャリアに信号を送る、ということになる。

具体的な方法としては通常の電話発信の画面で以下の番号を入力して発信する。
[1510***********](*はロードカードに書いてあるPIN)

 

各種プラン申し込み方法(SMARTの場合)

次に上記でチャージした金額を使って利用プランを指定するとサービスが利用できる、という作業になる。利用プランを指定する仕組みはSMS(ショートメッセージサービス、iOSでいうところはiMessage)を使う。

例として、短期旅行者でさほど動画などを見ないパターンと仮定してプランを考えると、以下のプランが程よい感じかと思うのでこれを申し込みする。

(例)SMART GIGA SURF 99申込み方法


7日有効ですべてのネットワークにテキスト無制限。
データ通信2GBまで定額。99ペソ
を申し込む場合

ショートメッセージサービスのアプリに以下の情報を入れて送信する。
本文”GIGA99″
宛先”9999″
と入力して送信
※参照URL https://smart.com.ph/Pages/gigasurf

その上であと通話がちょこちょこっと出来たらいいなぁ、という感じで選ぶと以下のプランがよさそう。

(例)SMART Unli Call & Text申込み方法


7日有効ですべてのネットワークにテキスト無制限。SMART/TNT/SUNに通話料無料。
Facebook Messenger,Viber,Whatsappに500MBのデータ通信付き。

これを申し込む場合
本文”UCT100″
宛先”9999″
と入力して送信
※参照URL https://smart.com.ph/Pages/uct

これでほどほどにWeb閲覧や検索することが出来、通話はスマート同士などであれば無料のプランを組み込むことが出来た、という塩梅。これでSIM代金40ペソ+各種プラン利用料金199ペソ。わかってくると、いままで空港で申し込んでいたのがなかなか高額だったことが見えてきた。

まとめ

これまで闇雲に現地キャリアのSIMカウンターにてお願いしていたのだが、こうやって調べると意外に(というかまんまと?!)高い料金を払っていた気がする。しかし一方でマンイチ接続出来なかったりしたら、現場でクレームなり、対処なりをしてもらえると考えれば高く無いし、なにより自分でセットアップするということはそれなりのリスクがあるので、一概に高いとは言い切れない。実際私の場合は、友人に貸す予定でもう一台SIMフリーを持っており、タイのAISのSIM 2 Fryを既に用意して現地で使える、という心理的余裕があったので今回の様なチャレンジ?をすることが出来た。もちろんこの書き込みを読んでトライされるのも良いと思うが、それなりのリスクを考慮にいれて試してみてほしい。
たぶん私が次回行く時はタイのAISのSIM 2 Fryを持った上でSMARTの設定を試し、うまくいかなければSIM to Fryをリチャージする作業を現地Wi-Fi経由で行う、という冗長化をするかな、と思う。

この記事をシェアする

コメント

コメントはありません。

down コメントを残す




日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

プロフィール

タコ店長

タコ店長

アラフォーど真ん中の零細小売店主。アジアを中心とした夜旅の忘備録と情報共有を目的としています。超安中華製ガジェットをたまに買うのも好きです。