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LCCを利用しての旅で準備している荷物や心構えなどについての件

私が夜旅をする際にメインに利用しているLCC系統航空会社を利用する旅で、準備している荷物や心構えなどについての件について紹介してみようと思う。

LCCを利用しての旅で準備している荷物や心構えなどについての件

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荷物

スーツケース

まず通常の航空会社とLCCの大きな違いといえば『荷物関係』が挙げられるとおもう。預け入れ荷物には別途費用がかかり、機内持ち込み荷物に関しても厳しい制限があるので、荷物を入れるスーツケースのチョイスは重要になってくる。荷物を預けるつもりであれば元からLCCを使う意味が半減するのと、私の考えでは預け入れ荷物にしてしまうと、入国するのに時間がかかってしまったり、ロスバケの可能性であったりを考えると、現地での貴重な時間を無駄にしてしまう様に思える。なので荷物は必要最小限にして機内持ち込みにし、必要なものは現地で買ってしまう、位の考え方で割り切ることにしている。 参考によく使うであろうLCCが定める機内持ち込み可能なスーツケースのサイズを以下に挙げる。
※2017年11月時点の情報

航空会社 スーツケースサイズ(cm) 重量(Kg) 参考サイト
エアアジア 56cmx36cmx23cm 合計7kg こちら
スクート 54cmx38cmx23cm 合計10kg こちら
ジェットスター 56cmx36cmx23cm 合計7kg こちら
セブパシフィック 56cmx36cmx23cm 7kg
ピーチ 50cmx40cmx25cm 合計10kg こちら
香港エクスプレス 56cmx36cmx23cm 7kg こちら

これらに挙げたサイズにあったスーツケースを用意するわけだが、私の使っているものは微妙に(キャリアによっては約1cm)大きいサイズのものを使っているので、それを紹介する訳にはいかない。ここでプロブロガーさんであれば、色々なメーカーの商品を研究してアフィリンクを作成して稼ぐのであろうが、私は自分で使っていないモノを紹介するのはなんか違うなと思うので紹介はしない。必要であればググ様に『LCC 国際 スーツケース 持ち込み』位で問い合わせれば、どこかのブロガーさんのサイトに行き着くと思うのでガッツリ割愛させてもらう。
アフィリンクどうのはさておき、私の購入時のキーポイントとしては

の2点をキーにして選んだ。
ロックに関しては、預け荷物をするわけではない=身の回りにあるはずなので、必要無いといえば無いのだが、私の考えでは飛行機以外の時、例えば現地で乗合バスを使うとき、荷物を荷室に入れられる場合等のときはどうしても目の届くところから離れてしまう場合があるので、その時の対策として使うことがある。
また、目先を変えるとホテル内でセキュリティボックスが無い場合が稀にあるが、その際にはスーツケース頼りにする。さらにいうと、セキュリティボックスがあったとしても、スタッフは理論上開けられるはずなので、スタッフにやられてしまうとひとたまりもないので、私の場合は現金を自分のボディバッグ(これはずっと肌身離さない)に4割、セキュリティボックスに3割、スーツケースに3割、といった風に3つに分散させることにしている。そうすることによってリスクを分散させられると考えている。そういった場合もあるので鍵をかけられるスーツケースを選んだ。

重さに関しては言わずもがなで、LCCの場合は厳しいところで7kgの制限がある。その場合本体が3kgだとしても荷物は4kg、例えばジーパン1枚約700g、冷房対策のパーカー1枚700g、Tシャツ1枚150g、パンツ1枚80g・・・・これを泊数分で○枚、と考えると数百グラムの差が明暗を分ける事にもなるので、多少値段が高くとも軽いのを選ぶのが得策である。当たり前といえば当たり前なんだが、数千円の差で安いのを選んでパーカー1枚分で検量に引っかかって4~5000円払わされたら馬鹿らしいのでここはケチらない方が良いと思う。

ラップトップバッグ

これは私の場合は『ノートパソコン等が入れられる位の大きさのショルダーバッグ』といった感じのバッグの事を指している。私はノートパソコンを持ち出す事は滅多に無いのだが、嬢との会話で部屋でタブレットを使う事があるのでそれを入れたりするためのバッグといった感じである。これにはタブレットの他には、航空会社から発行されたE-チケットを印刷したもの、ホテルのバウチャー、パスポートのコピー等、印刷物をひとまとめにしたペーパーフォルダ、機内が寒かった時の為のパーカー等を入れている。

ボディバッグ

財布、スマホ、パスポート、クレカ等の貴重品の類はボディバッグにしまう事にしている。それを背中へ背負うのではなく、胸側で持つ様にしている。何をするにしても少々動作に支障はあるのだが、普段からこの方法で貴重品の類を持ち運びするのに慣れればどうってことはない範囲だと考えている。この方法で海外でも貴重品の類を持ち運べば、スリ等も『荷物に注意を払うのに慣れているヤツだな』というフラグを立てると思う(想像だが)。ボディバッグを胸側にして腕組み(抱える感じ)すると、あからさまに『身の回りに注意を払っている』という見栄えになると思うので相手もターゲットにしてこないように思う。
私の場合は日本国内で日常的に使っており、かなりヘビーユースになっているので造りの弱いものだとすぐに傷んでくる。今使っているものを見つけるまでに2種類別のメーカーのものを使っていたのだが、1年も持たずに傷んでしまい、どうしたものかと色々探していて、今のボディバッグに出会った。少々値は張るが造りもしっかりしているのと、自分の用途の容量にピッタリなので重宝している。購入してから1年半程経過しているが、まだ傷んでくる様子もないので丈夫なほうだと思う。
ただ大雨を喰らうと少し浸水するが、元々防水でも無いのでその辺りは仕方のないところかと割り切って使っている。

ボディバッグ バーティカル SEAL brand 日本製 タイヤチューブ利用 < 縦長ボディ / 左右 / 両掛け > 【 防水 / 耐水 】 ( ブラウン ) PS-062BW

荷物の入れ方(分類の仕方)

スーツケース、ラップトップバッグ、ボディバッグの3つを使用して荷物を準備するのだが、まずスーツケースは極論無くなってしまっても困らないもの、服や洗面用具等を主に入れる。この考え方は意外に重要で、荷物の中で1番目から離れやすいのがスーツケースだと思う。先述のバス移動のとき等もそうだし、そもそも飛行機で預け入れする場合等はロスバケが当たり前、位の感覚でないと、いざ事が起こった時に気持ちが沈んでしまう。完全にロストは無くとも、遅延だけでも身動きが取れない様では折角の旅が楽しくなくなってしまう。そういう考え方の元にスーツケースのパッキングをすれば良いと思う。

次にボディバッグは貴重品をメインに入れる。パスポートやスマホ、現金、クレカ等である。特に移動時に頻繁に出し入れが必要で、紛失時に取り返しがつかないものをメインに入れていく。そうすることによってこのボディバッグだけを常に監視する、と決めてしまえば意外に気楽になれると思う。その代わり絶対に『肌身離さず、常に背負うパターンではなく胸の前にぶら下げる』という事が1番大事。
話は横道にそれるが、現金とクレカについては色々考え方はあると思うのだが、私は逆にスーツケースにも少々の現金とクレカ(現地でキャッシングが出来る事が必須)を1枚入れている。前述のロスバケの心配はあるが、逆に万一ボディバッグを紛失した時の為に安全牌として入れている。現金は失ってもいいと思える金額やへそくりと考えられる額、特に問題がおきなければ使わずに帰国するつもりのキャッシュとして考え、クレカは失って万一悪用されても保険が効くものを準備しておけば問題が無い。

ラップトップバッグにはその他のもの、充電器やバッテリ、タブレット端末、ホテルのバウチャーを印刷したもの、機内が冷えた時用のパーカー等を入れる。

自宅で支度をするときには、まず持っていきたいものを準備して、その中で身につけられるもの、最悪ズボンのポケットに入れられるものや、着込む事が出来るものを予め予想を立てておく。具体的にいえば防寒用のパーカー、予備バッテリーや充電器、スマホ、モバイルWi-Fi等である。それらを省いた上でその他荷物(カバンを含む)の重量をLCCキャリアの指定している重さをクリア出来る様に荷物をまとめる。その後身につけられるものをそれぞれ利用しやすいカバンに仕舞っていく、という方法を取る。その際まずはキャリーバッグ単体で指定重量をオーバーしていないことは言うまでもない。そしてチェックイン時にはまずキャリーバッグを検量することがほとんどなので、まずこれを検量する。次にサブのバッグ類(ラップトップバッグとボディバッグ)も検量ということになれば、前述していた様に身につけられるものをそれぞれ取り出して総量として検量する、というパターンにする。とにもかくにもスーツケースの重量をクリアさせることを先決に考える様にしている。重量検査の中ではスーツケースのチェックの確率はかなり高いが、ラップトップバッグ等のチェックはされる場合とされない場合が混在するので、まずそちらに重量物を分けられる様にしておき、ラップトップバッグも併せてチェックされるパターンになったら、重量物のバッテリやスマホ、充電器等を無理やりポケットに入れ、パーカーは着込む、等の方法をとる。それでもクリア出来なかったら追加料金を支払って預け荷物にしてしまうか、サイアク捨ててしまう、さらにいうと旅程が短いときや、どうしても捨てるのが勿体無い等の場合はコインロッカーを使うのも最終手段だと考えて、最初のパッキング時からシミュレーションしておくのが良いと思う。※これはあくまでも私の方法なので、参考程度にとどめておいていただきたいと思う。

座席位置について

これは飛行機について語る上で永遠に答えの無いテーマなのだが・・・
私の好みでは全体的に後ろよりの通路側、というので統一している。理由は私は機内でアルコールを呑みたいヒトなので、後ろに近いと必然的にトイレの近くに座れる点、通路側を取ることによりトイレに行きやすくなるという点が主な理由だ。また最後列を取れると、背もたれを心置きなく倒せる場合が多いというのもある。さらにLCCの場合は後部座席は先に搭乗させる場合が多く、さっさと機内に入れると、離陸までに色々準備が出来る点もありがたい。到着すれば、焦らされずにゆっくりと荷物を纏める時間がある、といった具合だ。まぁ逆を言えば私の嗜好と逆の方は前側窓側になるのだろう。LCCの場合は席を選ぶのに費用がかかる場合が多いが、後列通路側のパターンでは最低限の費用で済む場合が多い。一人旅行が多い私は通路側と窓側の間の席に入れられる確率が比較的高い気がするので、そこだけは避けたいという思いもあり、多少の費用はかかるがそれを選ぶようにしている。

関西空港についての準備

次に関西空港についてだが、LCC利用の場合は特に早めの到着を心がけている。理由としては、機内食が無いので腹ごしらえをしたり、機内で飲みたい缶ハイボール等を出国ロビー内で確保したり、搭乗順を早めに確保して早く機内に入り、席上の荷物入れを確保したり・・・といったところだ。

機内食が無いという事に関しては、やはり1番簡単なのは、チェックイン前後に関西空港内の飲食店で空腹を満たしておく、というのが定石だ。私の使うパターンはすき家コンビニか、の二択。空港メシなんぞはどこまでいってもまぁ並の味と思うので、それならば安くお腹を満たしておいて、現地メシの費用に回したほうが良いと思ってしまう。両方とも500円位である程度お腹は満たせるので安旅をするつもりであればオススメだ。私はチェックイン前に時間があればすき家、時間が無い時は先にチェックインを済ませて時間が無さそうであればコンビニにすることにしている。もっと時間が無いときにはゲート内に入ってからのコンビニ(場所は後述)で購入することにしている。

お腹を満たしていざ荷物検査&パスポートコントロールへ向うのだが、私はここでオススメするのが『自動化ゲートの登録』だ。出入国の際にあの行列に並ぶことなく、パスポートをスキャン画面の上に置き、両手の指紋で認証することによりゲートを通過できる。一度目だけ、事前に登録作業が必要だが、登録自体はものの10分程で済むので1度早めに空港に出向いて、空港内にある自動化ゲート登録窓口で登録しておくのをおすすめする。

そしてようやく出国ロビーに出ることになるわけだが、次にすることが『機内での飲食物を買い込む』になるとおもう。ここでも私が良く利用するのがコンビニなのだが、出国ゲート内にはコンビニは1件だけ、北ウィングにファミリーマートがあるので、そこで調達することになる。ただ、自分の乗るLCCはなぜだか南ウィングがゲートになる場合が多いので、一旦北ウィングまでシャトルに乗り、階段を降りてコンビニで買い物をし、来た道を逆に歩いて階段を登ってもう一度シャトルに乗り込み、中央まで戻る。その後南ウィング行きのシャトルに乗って南ウィングまで行く、というパターンにしている。北ウィングに行っても、もう一度中央まで戻れる事は意外に知られていないので、これを覚えておくと少しでも安く飲み物食べ物を手に入れる事ができる。※写真は北ウィングゲート39前での角ハイボール500mlで一息の図(笑)

最後に搭乗アナウンス前の準備だが、私は出来るだけゲートカウンターの近くで待機することにしている。理由はいち早く搭乗し、機内後部の頭上荷物入れを確保したいからである。特に座席を最後列を予約した時等は、頭上の荷物入れが、クルーの荷物等で占領されている場合があるので、さっさと出来るだけ自分に近い位置で荷物を入れる場所を確保したいためである。また、さっさと入る事によって、これからの退屈な機内をすごす準備、タブレットの準備であったり、バッテリの準備、パーカーと機内用スリッパ等の準備をゆっくりすることが出来る。

とまぁ経験を交えてつらつら書いてみたが、キモは如何にしてLCCの利点である『安い』というのを実現するか、にかかってくると思う。逆に言えばLCCの落とし穴であるところの『追加料金』を如何にして避けていくか、避ける上ではある程度割り切って現地で購入したり、あらかじめ準備段階で回避しておく、ということに尽きると思う。方法論は色々あると思うので私の方法を一つの例として、ご自分なりのパターンを見つけていただきたい。またもっと良いパターンがあれば、是非お教え頂ければと思う。

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